Hypolimnas bolina jacintha

アゲハチョウ上科 Papilionoidea
本種は雌雄で外観が異なる性的二形が特徴のメスアカムラサキ属の一種。オスは暗褐色~黒褐色の地色で、翅表側の前・後翅中央付近に1対ずつの青色で縁取られた大きな白色紋、翅裏側は中央付近に白色帯を有する。(写真は本種のオス) メスは地理的・環境的要因などにより外観(Form)が異なる多型タイプである。主なものは、(1)form-jacintha(稀なタイプ):翅表側が淡い茶褐色で外縁沿いに白色紋が並び、後翅は太い白色帯が入る、(2)form-incommoda:全体的に黒褐色の地色で前翅の先端付近に青紫の斑紋が入る、の2種である。これらは有毒なマダラチョウ属(Euploea)のタテハチョウに擬態している。幼虫はAsystasia gangetica (コロマンソウ)などのキツネノマゴ科、Alternanthera denticulata (ホソバツルノゲイトウ)などのヒユ科、Pipturus argenteus (シロイラクサ)などのイラクサ科植物などを好み、熱帯から亜熱帯域の平地から山地の樹林、低木地、草原、緑地などに生息する。 撮影:Jul.2014 @Singapore
側面から見た本種のオス。 撮影:Dec.2014 @Singapore