ミヤマセセリ

セセリチョウ上科 Hesperioidea
本種はよく見られるセセリチョウが翅を半開きに止まるのに対し、翅を水平に開いて止まるのが特徴のチャマダラセセリ亜科の一種である。全体的に茶褐色~暗褐色の地色で、翅表側の前翅には紫灰色の波模様や樹皮模様が入り、後翅の中央から外縁にかけて黄橙色の斑紋が多数並ぶ。またメスは前翅の中央付近に幅広い白帯を有し、オスは前翅の前縁沿いに灰褐色で筋状の性標を有する。翅裏側は翅表側とほぼ同様の外観である。(写真はメス) 幼虫の食草については、多くのセセリチョウの種が単子葉植物を食するのに対し、本種の幼虫は双子葉類のコナラ、クヌギ、ミズナラなどのブナ科コナラ属植物を食し、平地から山地のこれら植物が自生する落葉広葉樹林や雑木林やその周辺などに生息する。 撮影:Apr.2026 @埼玉
本種のオス。前翅の前縁沿いに灰褐色で筋状の性標が確認できる。 撮影:Apr.2017 @埼玉
側面から見た本種。 撮影:Apr.2026 @埼玉