Euploea phaenareta castelnaui

アゲハチョウ上科 Papilionoidea
本種はステロイド系やアルカロイド系の有毒成分を体内に蓄積して天敵から身を守る毒蝶・マダラチョウ亜科・ルリマダラ属の最大級の一種。本種の翅は表裏共に暗褐色~黒褐色を基調として、外縁沿いに僅かに青味を帯びた白色紋、小斑点が並び、前翅の翅頂付近にかけて光の角度により青紫色の輝き(構造色)を見せる。幼虫は有毒成分を含むCerbera manghas (ミフクラギ)、Cerbera odollam (オオミフクラギ/ポンポン)などのキョウチクトウ科植物を食してステロイド系の有毒成分であるカルデノリド(Cardenolide)を体内に蓄積、その有毒成分は成虫まで引き継がれる。成虫になってからも別の有毒成分であるピロリジジンアルカロイド(Pyrrolizidine alkaloid)をキク科、マメ科、ムラサキ科などの花の蜜から取り込み続けて身を守るのに加え、特にオスはこれを性ホルモンに変換してメスを引き寄せることに利用している。 撮影:Jul.2014 @Singapore
側面から見た本種。 撮影:Jul.2014 @Singapore